前にあげた男性型脱毛症や女性のびまん性脱毛症以外にも、頭皮のトラブルや血流障害によって一時的に脱毛が起こる場合があります。
急激に抜け毛が増えるなどの症状があれば、放置や自己流の判断をしないで、早期に専門医の治療を検討することをお勧めします。
精神的なもの(過度のズトレズ)
ストレスをため込むと、食欲減退や睡眠不足、頭痛、便秘、下痢、肩こりなどいろんな症状が起こることがあるのはご存知の方も多いと思います。脱毛もまた、ストレスが原因となって起こることがあります。
ヘアーチェンジレーザーや身体の免疫力を上げるための光線療法、薬を使った体質改善などで症状が好転する場合があります。
血流障害によるもの(食生活の乱れや間違ったダイエット、鉄欠乏性貧血など)
食生活やきちんと栄養をとっていないと頭皮に栄養がいきわたらなくなり、毛の成長に必要な栄養分も不足します。特にヘアサイクルで、休止期になって抜け毛が起こり、次に新しい毛が生えるときに栄養が足りないと、次第に髪は薄くなっていきます。
サプリメントなどによる栄養指導、医療ダイェットヘの切り替えなどによって症状が好転する場合があります。血流障害が原因と考えられる身体の免疫力の低下が起こると、風邪やインフルエンザなどにもかかりやすくなるので、自覚がある方は早めに改善を心がけることをお勧めします。
病気によるもの(甲状腺の疾患-橋本病・バセドー病)
髪が薄くなって治療に訪れた方を診察してみると、甲状腺に開運する疾患が見つかることがあります。橋本病は、自分の甲状腺を異物と認識して抗体が攻撃し、甲状腺機能の低下をもたらす病気です。またバセドー病は甲状腺機能先進症の一つで、女性に多い病気です。
こうした疾患によって脱毛が起きた場合は、疾患そのものの治療も必要なので、脱毛の治療と並行して、疾患の治療を行うことをお勧めします。
薬物の副作用によるもの(抗がん剤やピルなど)
抗がん剤やピルなどの薬の副作用で脱毛が起こる場合があります。薬物による副作用の場合は、そうでない場合とは異なる治療が必要となるので、治療前のカウンセリング・問診のときは、忘れずに飲んでいる薬や飲んでいた薬、治療中や治療歴などを医師に伝えることが重要です。
頭皮のトラブル(脂漏性皮膚炎など)
フケが多い方や脂っぽい髪の方は、脂漏性皮膚炎など細菌による炎症が薄毛や禿げの原因となっていることもあります。
こうした頭皮のトラブルが原因となっている場合は、まず皮膚疾患の治療が優先となります。皮膚疾患の治療のめどがついてから毛髪再生の治療に移行していきます。
パーマやヘアーカラーなどによるもの
パーマ液やヘアーカラーに使う溶剤には、刺激が強いものが少なくありません。皮膚が薬品に弱い方の場合や、短期間にパー了マヘアーカラーを繰り返しか場合、頭皮が薬品によって炎症やアレルギー反応を起こすことがあります。このトラブルが原因となって脱毛症のようになることがあるのです。
こうした場合もまず、炎症やアレルギー反応の治療をしてから、毛髪再生治療を行います。