男性型脱毛症(AGA)
円形脱毛症
円形脱毛症は十円王ぐらいの大きさで脱毛斑ができる病気で、皮膚疾患の中ではさはど珍しいものではありません。年齢・男女を問わないで、発症する疾患です。
脱毛斑は一つだけできることもあれば、いくつもできることもあります。また、頭髪全体に脱毛斑ができて毛が全部抜けるようなケースや、まれに身体の体毛が全部抜けることもあります。また、これはなかなか治りにくいのですが、髪の生え際加悦にそろって帯状に抜けるような症状もあります。
円形脱毛症は、そのまま放匠しておいても時間がたてば自然治癒することもあるのですが、一方で長期間症状が継続することや脱毛の範囲が増えることも少なくないので、脱毛斑ができたことに気づいたらなるべく早く治療を検討なさることをお勧めします。
原因についてはストレスとの関連が大きいとも言われてきましたが、現在では自己免疫の異常が引き起こす症状ととらえることが一般的です。メカ三ズムとしては成長期の毛根がリンパ球の炎症によってダメージを受けて、それが原因で毛髪が抜けていくのです。
こうした円形脱毛症に対して、クリニックでは紫外線を使ったPUVA療法や円形脱毛症治療専用の医療レーザーで治療を行っています。
「他の病院で治らなかった」、あるいは「安全性の高い治療を希望する」方などに好評をいただいている治療なので、円形脱毛症で悩んでいる方は一度来院なさって相談してみてはいかがでしょうか。
一時的な脱毛症
前にあげた男性型脱毛症や女性のびまん性脱毛症以外にも、頭皮のトラブルや血流障害によって一時的に脱毛が起こる場合があります。
急激に抜け毛が増えるなどの症状があれば、放置や自己流の判断をしないで、早期に専門医の治療を検討することをお勧めします。
精神的なもの(過度のズトレズ)
ストレスをため込むと、食欲減退や睡眠不足、頭痛、便秘、下痢、肩こりなどいろんな症状が起こることがあるのはご存知の方も多いと思います。脱毛もまた、ストレスが原因となって起こることがあります。
ヘアーチェンジレーザーや身体の免疫力を上げるための光線療法、薬を使った体質改善などで症状が好転する場合があります。
血流障害によるもの(食生活の乱れや間違ったダイエット、鉄欠乏性貧血など)
食生活やきちんと栄養をとっていないと頭皮に栄養がいきわたらなくなり、毛の成長に必要な栄養分も不足します。特にヘアサイクルで、休止期になって抜け毛が起こり、次に新しい毛が生えるときに栄養が足りないと、次第に髪は薄くなっていきます。
サプリメントなどによる栄養指導、医療ダイェットヘの切り替えなどによって症状が好転する場合があります。血流障害が原因と考えられる身体の免疫力の低下が起こると、風邪やインフルエンザなどにもかかりやすくなるので、自覚がある方は早めに改善を心がけることをお勧めします。
病気によるもの(甲状腺の疾患-橋本病・バセドー病)
髪が薄くなって治療に訪れた方を診察してみると、甲状腺に開運する疾患が見つかることがあります。橋本病は、自分の甲状腺を異物と認識して抗体が攻撃し、甲状腺機能の低下をもたらす病気です。またバセドー病は甲状腺機能先進症の一つで、女性に多い病気です。
こうした疾患によって脱毛が起きた場合は、疾患そのものの治療も必要なので、脱毛の治療と並行して、疾患の治療を行うことをお勧めします。
薬物の副作用によるもの(抗がん剤やピルなど)
抗がん剤やピルなどの薬の副作用で脱毛が起こる場合があります。薬物による副作用の場合は、そうでない場合とは異なる治療が必要となるので、治療前のカウンセリング・問診のときは、忘れずに飲んでいる薬や飲んでいた薬、治療中や治療歴などを医師に伝えることが重要です。
頭皮のトラブル(脂漏性皮膚炎など)
フケが多い方や脂っぽい髪の方は、脂漏性皮膚炎など細菌による炎症が薄毛や禿げの原因となっていることもあります。
こうした頭皮のトラブルが原因となっている場合は、まず皮膚疾患の治療が優先となります。皮膚疾患の治療のめどがついてから毛髪再生の治療に移行していきます。
パーマやヘアーカラーなどによるもの
パーマ液やヘアーカラーに使う溶剤には、刺激が強いものが少なくありません。皮膚が薬品に弱い方の場合や、短期間にパー了マヘアーカラーを繰り返しか場合、頭皮が薬品によって炎症やアレルギー反応を起こすことがあります。このトラブルが原因となって脱毛症のようになることがあるのです。
こうした場合もまず、炎症やアレルギー反応の治療をしてから、毛髪再生治療を行います。
びまん性脱毛症
女性によくみられる脱毛症で、生え際からてっぺんにかけて、中心部に薄毛や脱毛が広がっていく症状です。
このびまん性脱毛症といわれる症状は、原因からいくつかに分けることができ、それぞれにあった治療法を行うことが必要となります。
まずは、先はど説明した男性型脱毛症である場介で、これは先はど述べたように幹細胞抽出因子注入療法やミノキシジルなどの薬学的な療法、頭皮の新陳代謝を促すヘアーチェンジレーザーなどを組み合わせる治療が最も効果的です。
次は女性ホルモンのバランスが崩れたときに発症する脱毛症です。第二次性徴以降、女性らしさをもたらす女性ホルモンの一つにエストロゲンがあるのですが、これが妊娠・出産や、更年期になると減少することが原因となって薄毛が起こると考えられています。
また、最近では「若年性更年期障害」と呼ばれる20代~30代など、まだ更年期になるには早い年齢で卵巣機能が低下してホルモン分泌が減少する症状が引き金となって、脱毛が発症することもあります。この場合の治療は、ミノキシジルなどの薬学的な療法、頭皮の新陳代謝を促すヘアーチェンジレーザーが効果的です。
最後に60代以降の方に見られるびまん性脱毛症をあげておきましょう。この症状は、老化によるものと考えられる場合が多いのですが、この場合もミノキシジルなどの薬学的な療法とヘアーチェンジレーザーが効果的です。
男性型脱毛症は遺伝的体質から発症
男性型脱毛症(AGA、Androgentic Alopecial)とは、およそ男性の三人に一人は発症する、もっとも一般的な脱毛症です。男性に多い症状なので「男性型」と呼ばれていますが、女性にも発症する脱毛症で、男性との比較では女性の発症者の数は少ないものの特に珍しくはありません。女性の場合は男性型脱毛症ではなく、びまん性脱毛症と呼ばれることもあります。
男性の場合、この脱毛症が起こる部位は、前頭部と頭頂部の部分、つまり生え際と頭のてっぺんの部分から禿げてくるという特徴があります。また、女性の男性型脱毛症の場合では、生え際からてっぺんにかけて中央の部分から禿げてくることが多いことが分かっています。
この男性型脱毛症は、この症状になりやすい体質とそうでない体質があることが分かっています。私は患者さんがこの体質かどうかは、髪を数本抜いて行う遺伝子検査でチェックしています。
この男性型脱毛症は、先はど説明したように、ヘアサイクルが短い毛、つまり成長期が短いため、細い毛や産毛のような毛の割合が増えてしまうため全体として薄毛になっにいきます。こうした原因として、男性ホルモンの1種であるテズトロンの代謝物であるDHT(ジヒドロテズトステワノ)が、毛の成長を妨げることにあることがわかっています。
女性の男性型脱毛症場合は、血中のテズトロン濃度は男性の20分の1から10分の1と言われていますが、やはりテズトロンが代謝物のDHTとなって毛の成長を妨げて、ヘアサイクルが短くなって発症するのです。
それでは、なぜ遺伝子検査によって、男性型脱毛症かどうかが判断できるのかを説明しましょう。それは、男女を問わず、ジヒドロテズトズテロンに対して感受性が強い (男性型脱毛症になる)体質と、感受性がない(男性型脱毛症にならなない)が遺伝的に決まっているからです。遺伝子検査によって、ジヒドロテズトズテロンに対しての感受性が判断できるので、その人が男性型脱毛症かどうかを判断できるのです。
この男性型脱毛症は、20代後半ぐらいから症状が進行していくことが多いのですが、早い人では10代から髪が薄くなっていくこともあります。
- 毛か細くなってきた
- 毛が柔らかくなってきた
- 生え際があがってきた
- 頭のてっぺんの部分が薄くなってきた
- 髪のボリュームがなくなってきた
- 抜け毛が増えてきた
- 髪や頭皮があぶらっぽい
- フケが多い
などの症状を自覚したら、この症状である可能性があります。
男性型脱毛症は、一度薄毛の症状があらわれると持続的に症状が進行していきます。どの段階でも治療は可能ですが、早期の症状が進行していない状態のはうが治療期間は短く、治療効果も高くなります。
治療方法としては、毛髪再生治療として注目を集めている幹細胞抽出因子汪入療法、フイナステリドなどの薬学的な療法、頭皮の新陳代謝を促すヘアーチェンジレーザー、植毛レーザーなどがあります。
スキンケアクリニックでは、患者さんの症状や体質に合わせて、これらの中からベストな治療法を組み合わせる総合的な治療で高い治療実績を上げています。